ニッケあすも加古川では、毎年恒例の敬老会が18日に開催されました。
おめでたいことに今年、数えで100歳になられる男性の入居者様がおられます。
100歳のお祝い品を加古川市と福祉の職員の方々があすもに届けて下さいました。
ご家族様も同席されて受け取ることが出来、記念すべき特別な日となりました。
前もって入居者様が召し上がりたいものをリサーチし当日を迎えました。
「ありがとう~これ食べたかったの」と喜んで頂けました。
さぁ午後から、いよいよ敬老会の式典です。
皆様が集まったフロアには、大きなプロジェクターのスクリーンを準備しました。
「うわぁ~大きいテレビ」「え?何が始まるの?」と皆様の期待が膨らむ中、敬老会が始まりました。
スクリーンに映し出されたのは、100歳になられる男性の入居者様の人生の軌跡の物語です。
「時は大正・・・たった15年という短い時代に・・大正デモクラシーという・・そんな中」と語り部は映し出された写真動画を交えて静かに語りだします。
「すぐに昭和へと時代は移り変わります・・年が過ぎ戦争が起こりました・・・少年○○様は徴兵されます。」
あすも加古川の入居までの100年の人生の軌跡の物語を皆様興味津々に聞いて下さいました。
語り終えた時には皆様から盛大の拍手がおこり、普段表情に表さない100歳の男性の入居者様は、感動の涙を静かに流されていました。
事前に軌跡の物語について承諾して下さったご家族様も一緒にご覧になられ大変喜んでくださり、感謝の言葉を頂きました。
さて、いよいよ敬老会記念品授与です。
「さあ、皆様これまでの人生を振り返ってください。長い人生、出会いと別れ・・いろいろあった事でしょう。以下略(長いので(笑))今年は、パリオリンピックの年、それぞれの皆様の人生に金メダルを差し上げたいと思います。」
静かな音楽が流れる中
大きなスクリーンに誕生日順に映し出される入居様のお一人お一人のお顔と名前。
「え?私だ!?」 「はい、私ここです!」 「私、こんな顔で笑っていたの?」・・と
スクリーンに映し出された順に金メダルをスタッフが一人一人に声を掛けながら首にかけていきました。
今までの自分の人生を振り返って感極まったのか声を出して泣きだされる方もおられました。
今年も、ご長寿の方約5人へ似顔絵のプレゼントをさせて頂きました。
最後はスタッフによる「南中ソーラン節」を皆様の元気な鳴子の音に合わせ踊りを披露いたしました。
2024年の敬老会は、皆様にとって一味違う、特別感あふれる感動の1ページとなれば幸いです。
ニッケあすも加古川 相談員 住友