ニッケてとて本町 「ふるさと御膳・宮城県~油麩丼・温麺汁・豆苗と鶏肉のポン酢和え」

今月は宮城県の消化が良くて胃に優しい郷土料理です。
油麩丼は地元の女将が考案されたメニューで、カツ丼のカツの代わりに油麩を使用した代表的な郷土料理。
温麺は今から400年ほど前に誕生したと言う説があるそうで、息子が胃を患った父親の為に消化の良い麺を作ったことが始まりと言われており、それを食べた父親は美味しさと食べやすさから食が進み回復が早まったそうです。

その後、息子の温情が讃えられ「温麺(うーめん)」と名付けられた事をご利用者様にお話すると、「なんと、ええ話やなあ・・ウチの息子には期待でけへんわ」と、笑いながら仰られていました。
温麺は素麺の半分ほどの長さなので、麺をすするのにあまり体力を使わないので高齢者様にも優しいそうです。
出来上がったお料理を前にして、一人のご利用者様が、「ほっこり心温まる話を思いながら頂きますね」と、静かに両手を合わされた姿はとても素敵でした。
皆さんその姿に影響されたのか、なんだかいつもより更にお上品(^^) お口に運んでは頷きながら召し上がられ、ご満悦な様子でした。彩り、匂い、盛り付け、器・・・そして、召し上がられる方の所作までもが食事を美味しくすると実感したふるさと御膳でした。
次回からは、また新たな特別食が始まります!皆さん乞うご期待下さいませ!

ニッケてとて本町 食事委員 橋本

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