「指が痛いから・・・」
入居者様からの、その言葉から始まった。
かつては、料理が好きだった手、編み物が好きだった手、畑仕事をしていた手
あすも加古川には様々な手がある。
そんな手の中で、歳を重ね、思うように動かせなくなってしまったと考える人は少なくない。
指の痛みも、その原因の一つだ。
私に関節が曲がった手を見せ、指の痛みを訴えられた。
指が痛くて、ボールをうまく持てないからと、レクリエーションを楽しめないようだった。
そんな方でも手を使い楽しめるものはないだろうか?
丸いのに掴みやすくてボールの代わりになるものはないか?
1つの案が決まり、「こんな物が欲しい!」と縫物が大変得意な介護リーダーに我儘を言った。
え?自分で作らんのかって? え~得手不得手ありますよね?(笑)
そこで出来上がったものが、「手に優しい布ボール」だった。
指を少し曲げただけでもつかめる。布なので軽くて柔らかい。しかも、カラフルな布ボールだと見やすくて目に優しいときたもんだ!
私も作りたいという職員が増え、機能訓練にも使用されている。
他の入居者様にも、好評で、「可愛い♪」「掴みやすいわぁ」と楽しんで頂けているようだ。
この布ボールを使ったレクリエーションのバラエティーを増やしていきたいと思う。
今後もスタッフ、色々な職種が集まって、案を出し合い、話し合い、入居者様に楽しんで頂けるものをご提供出来たらいいなと思った日常の一コマでした☆
ニッケあすも加古川 住友