ニッケあすも加古川 「あすも加古川の日常の一コマ【すごい罠!御見逸れしました…】」

ある夜勤の日ことです。明け方の巡視の時、ある入居者様から話しかけられました。
「蜘蛛を捕まえたから、どこかに逃がしてほしい」とのこと。ええ~~~~蜘蛛!!!む、無理~~と虫が苦手な私は内心そう思いましたが、入居者様の訴えです。そんなこと言っておられません。

気持ちを抑え顔にも出さずに、恐る恐る蜘蛛を捕まえたという指をさされた方向を見ました。
そこには、なんとペットボトルで作られた罠があり、なんと3㎝ぐらいの大きな蜘蛛が入っていました。
3㎝ですよ!大きな蜘蛛です!普通なら大きな蜘蛛にビビってしまっていたでしょうが、私は蜘蛛への恐れよりも入居者様がペットボトルで作られた罠に見入ってしまいました。
半分に切られたペットボトルの上部をひっくり返し、呼吸は出来るけど、出ることができない。
「これぞ先人の知恵!?」
残念ながら、写真のペットボトルには蜘蛛を逃がしてしまった後なのでいませんが、簡単にして、精巧な罠に感動してしまいました。
2Fの窓から逃がそうとして、入居者様から「そこは2Fだから駄目よ(笑)」と諭されました…そうですよね、すみません~( ノД`)…浅はかな私をお許し下さい。
あとで入居者様から、ペットボトルの罠について、そっと教えて頂きました。
「私、田舎に住んでいたでしょう?息子が小さいときにね、教えてくれたのよ」と、心優しい息子様とのエピソードを懐かしそうにお話してくださいました。

普段から観葉植物が枯れかかっていたら「可哀そうね」と心を尽くされる心根優しい入居者から、命あるものの大切さを教えて頂いたエピソードでした。
今後も大きなイベントごとだけではなく、日常の一コマもお届け出来たらと思います。

ニッケあすも加古川  住友

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