ニッケあすも一宮 リハビリってすごい!

ニッケあすも一宮に新人の理学療法士の先生が来られました。
施設長から毎日リハビリに関する指導を受けて頑張られています。

朝、施設長からその日リハビリをさせていただくご入居者様の配慮する点の申し送りを受けて、夕方に評価した結果を施設長に報告されています。

その中でのやりとりを少し紹介いたします。

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新人PT*:
「Aさんは足の筋力が低下していて、歩行が不安定ですのでバランス訓練を行った方が良いと思います。」
施設長:
「Aさんはバランス感覚が悪いのでは無くて、浮腫みによって足の裏の感覚が低下している。また、転倒経験から恐怖感も伴い全身に力を入れてしまうのでより不安定になっている。バランス訓練よりも浮腫みを解消することと、安心して歩けるように平行棒内でしっかりと支えて歩行訓練することが重要。」

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新人PT:
「Bさんは脳梗塞後遺症により足の筋力が低下していて、平行棒内での歩行訓練が必要と思います。」
施設長:
「Bさんは生活では車いすを使用する方が良い。実用的に歩行をされることは必要ないが、自分は歩けるのだと思える事を何よりも喜びとされる方。だから、少しの距離でも平行棒内ではなくて、あえてフロアーで支え無しに歩いていただく事がQOL*向上に結び付く。」

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私から見れば同じようなお身体の方でも、その方の気持ちや生活に結びつくように配慮し、リハビリの計画が立てられている事に驚きました。

施設長はいつも冗談を言いながら楽しそうにリハビリをされています。
でも、そこまで考えながらリハビリされていたのだと思うと、ただただ驚くばかりでした。
リハビリってお身体を良くするだけでなく、心もお元気にできるんだ!
…って感じた一日でした。

 

あすものご入居者様がリハビリによって、心もお身体もお元気に過ごしていただけますように。

 

記 あすも一宮 熊澤

*PT(Physical Therapist)理学療法士
*QOL(Quality of Life)生活の質

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