ニッケあすも市川 「ニッケあすも市川への想い」

10月にニッケあすも市川開業予定の千葉県市川市に異動してきました。

愛知県一宮市では車移動があたりまえでしたが、こちらではその当たり前は通用せず電車移動が主となり、沿線が充実しています。不慣れな私は、どの電車にのれば良いのか悩んでしまいます。

先日、品川駅で迷いながらもホームで電車待ちしていたところ、同じく悩まれている2人のご婦人がおられました。

電車待ちしていた若い妊婦さんにどの電車にのれば良いのか尋ねられました。
その妊婦さんは親切に道案内をされました。
それも、ホームで自分の車両を一本遅らせて。
「急いでいないので大丈夫ですよ。」って。
その日の夕方、東京駅で慌てて走っている女性がおられました。
前を歩く高齢の女性に声をかけられました。
「これ落とされましたよ。」って。
すてたものでないなぁ。日本も。都会の方々も。
何とも言えない温かい気分にひたる事ができました。

あすも一宮の立ち上げから始まり、市川市では二度の公募に挑戦し、ただただ突き進んできました。
完成したばかりの建物は、生活感のない無機質な空間です。
そこに人の人生というドラマが根付いてきて、ホームとして穏やかに生命をもっていく。
人間の尊厳に触れる重さと、それを支えさせていただく喜びは言葉にできません。
他人の生活を幸せにするには、当然ですがまずはその方を優先して考えなければなりません。
その方の想いを心から思うことができるスタッフ。
今日駅で出会ったお2人は、まず他者の為に行動されました。
あすもに関わる全員が入居者様、そしてそのご家族のしあわせ優先で動いてくれる事を願っています。
私はそんなスタッフのために、電車を見送り、そして忘れ物を拾ってあげたいと思います。

添付は一宮のスタッフから異動時にもらった寄書きの写真です。

また新たな場所に新たな文化が生まれることを心から楽しみにしています。

あすも事業部 小川

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