ニッケあすも一宮 「2月の会議と研修」

今月は施設内研修を三つ行いました。研修とは別ですが、会議の中でリスクマネジメント報告を兼ね、今回もマニュアルテストがありました。起こりうる事故を想定し正誤を答えるものでしたが、一年近く学んだ成果もあり正解者も多くでました。そして先月に続き、事例をあげスタッフで実践してみました。急に選ばれたスタッフは緊張しながらも対応してくれました!平静と違うなと感じたらすぐ救急車を要請することは、毎回リスクマネジメントの報告時でも伝えており、毎週月曜日に朝の朝礼でもマニュアル確認行っています。今後も私たちは常に入居者様の状態を把握し、少しの変化にも気づいていけるようにスタッフ一同邁進してまいります。

研修ですが一つ目は本社の藤原課長による「法令遵守とコンプライアンス」について、です。コンプライアンスとは、法律は関係なく社会的な期待、要求に従うことであり、法令遵守とは、決められた法律や規則を守ることで、同じではないとのことです。介護事故やクレームの対応不足、個人情報の漏洩の不祥事によるリスクを回避するため、社員にコンプライアンスの意義を理解してもらいました。難しいことはなく、社会の一般常識から外れず、法律や社内規程に違反しないなど当たり前のことをする、ということですね。

二つ目は先月行われた「介護のための薬の知識」の研修報告を森介護員に行っていただきました。薬の使い方、副作用と相互作用について、食品との相互作用、ジェネリック医薬品について、質問形式の資料を作成してわかりやすく簡潔に説明してくれました。高齢者は身体の機能が低下してくるため薬が強く効きすぎたり、多種類の薬を服用していることが多いため、副作用が出やすくなったりします。それを念頭におき服薬介助を行うとより良いケアにつながると思います。

三つ目は稲葉介護員による「スライディンググローブを使用した移動介助について」です。稲葉介護員は以前よりスライディンググローブを奨めており、あすもでもその声を取り入れ導入しました。しかし使い方がよくわからず活用できていない現状であったため、実技を兼ねて使用方法を教えてくださいました。介護の現場では一日何度もベッド上で入居者様の体の位置を直します。そのため入居者様にもスタッフにも負担がかかってしまいます。スライディンググローブを使うと摩擦を利用して楽に動かすことができました。実際にグローブがない時とある時ではお互いの負担が全く違うことがわかりました。使い方にコツがいるようなので、何度か試して体で覚えることができました。双方のためにも是非今後は使用が定着するといいですね。

今回は会議も込みで長い研修となり皆さまお疲れ様でした。そして講師をしてくださった方々、本当にありがとうございました。

記 ニッケあすも一宮 鈴木

【掲載画像の無断転用は固くお断りします。】