朝晩の冷え込みが激しい季節になりました。朝起きてすぐに、めまいや頭痛に悩まされることはないでしょうか?もしかしたら天気痛の症状かもしてません。
寒い時期や天候が不安定な季節など気温や気圧の変化で頭痛や肩こり、めまいといった天気痛が出る人が居られます。
症状は様々で、腰痛や関節痛、耳鳴りのほか、体のダルさ、ひどい眠気、気持ちの落ち込みなどもあります。感じない人にとっては「気の持ちよう」だと思われるかもしれませんが、実際この『天気痛』を専門に研究し、診療している医療機関もあります。
天気痛は、気圧や気温、湿度など天気による刺激がストレスとなって、自律神経のバランスが乱れることで不調は引き起こされる気象病です。
自律神経は気圧や呼吸、体温、内臓の働きなどをコントロールしているため、様々な不調が引き起こされます。
天気の要素のなかでも天気痛に大きく影響するのが、気圧の変化です。気圧は天気だけではなく、1日のなかでも変動します。日没後は大気が冷えることで気圧がほんの少し下がります。わずかな変化ですが、睡眠中は脳や自律神経もお休みモードで影響を受けやすく、気圧に敏感な方が、めまいや頭痛を起こすきっかけとなるのです。
起床時にめまいや頭痛が起きる方は予防が大切です。特に『耳のくるくるマッサージ』がおすすめです。
(1)まずは両耳を軽くつまんで上に5秒引っぱります。
(2)耳を横に5秒引っぱります。
(3)耳を下に5秒引っぱります。
(4)耳を横に引っ張りながら後ろに5回まわします。
内耳まわりの血流をよくすることで、自律神経の働きを整え天気痛を軽減する効果があります。
普段から習慣にすることで、予防にもなります。朝・昼・晩に1回ずつ続けましょう。
いかがでしたか?
天気痛は明らかになっていない部分もありますが、決して「気の持ちよう」なわけではなく、医学的なメカニズムがあるということが分かりますね。
2025年今年も皆様のお役に立てるような情報をお伝えしていきたいと思います。
皆様体調にお気をつけてお過ごしください。
ニッケあすも加古川 機能訓練指導員 高野