歩くことが難しくなってきている利用者A様。
特に右足の運びが困難になって来ました。
どのような介助の仕方がA様に合っているのかスタッフみんなで色々試している中、当施設に他の利用者様の対応をしていただいている理学療法士の方が「なんでも聞いてください。」とお言葉をいただいていたため、お聞きすると「ブロックのような物を置いてみるのもいいかもしれませんねぇ」とアドバイスを頂きました。
トイレまで常にブロックのような物を置くこともできないし、A様のトイレ誘導時のみ置くわけにもいきません。
そこで、A様の座席の近くからトイレまで、はっきりと見やすい白の太いテープを床に貼ってみました。
すると調子の良い時は「〇〇さん!良いですよ~!白い線を踏まないように、その調子です!(^^)」と笑顔で声掛けしながら手引き歩行を行うと、ゆっくりではありますが足の運びが良くなりました!
また、歩幅が狭くなっている他のご利用者様も「はしごみたい(^^)」と言いながら、白線に合わせ普段よりも歩幅が広くしっかりと歩行されています。
A様だけでなく他のご利用者様にも効果が見られました!
「できること」と「できないこと」をしっかりと見極め、皆様の持っている能力を見逃さないよう、「日々観察!日々発見!」を続けて参ります。
ニッケてとて本町 橋本