ニッケあすも加古川弐番館 「認知症研修」

あすも加古川弐番館では、毎月、職員会議後、テーマを決めて、職員持ち回りで勉強会を行っております。
今回は、施設外から講師をお招きしての勉強会☆
ニッケ・ケアサービス 認知症介護指導者、日頃は、グループホーム ニッケてとて加古川で勤務されております平林施設長にお越しいただいての勉強会を開催しました。

テーマは、高齢者施設にとって切っても切り離せれない『認知症』です。

職員のキャリアは、さまざまで、5年ないし10年以上介護の分野でお仕事をされてきた方もいれば、あすも加古川弐番館が介護の仕事は初めて。という職員もおります。

ここで改めて『認知症』について詳しく学ばしてもらいました。
といいながら、最初はアイスブレーク。
一旦、全員立ち上がり、前列から誕生日の早い順に並ぶゲームです。ただしルールは、無言!!ジェスチャーのみで意思疎通を行うというゲームです。
このゲームには、ちゃんと意味があり、ノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)の難しさや大切さを学ぶという目的が背景にありました。
あすも加古川弐番館の職員は・・・無言でジェスチャーのみで、見事に誕生日の早い順に並ぶことができました!!チームワークが発揮されたところで、3グループに分かれての座学の始まり。
認知症ケアの歴史とこれからのケアについてや認知症の原因疾患(四大認知症)についてなどご講義頂きました。
認知症といえば、まず聞きなれているのが「アルツハイマー型認知症」それ以外には「血管性認知症」「レビー小体型認知症」「前頭側頭型認知症」と呼ばれるものもあります。
それぞれの症状の特徴を説明いただいたり、実際グループホームのご入居者様でのエピソードなども聞かせていただきました。
介護施設であれば、認知症状の対応で苦労したことが絶対にあるはず。私たちケアに携わる者たちは、病状に対する知識が無ければ、きちんとしたケアに取り組むことはできません。また、教科書通りにもいかないことがほとんどです。
介護施設は、介護職員だけが働いているわけではなく、看護師もいれば、機能訓練指導員、生活相談員、ケアマネジャーといろいろな職種の者がいます。それぞれの専門的知識を持ち寄り、困ったときには相談しあい、解決に結びつける職種間連携が必須です。
高齢者の皆さまのご苦労があってこそ、現代の私たちの住みやすい環境が創り上げられています。
ご入居されている皆さまには、認知症状のさまざまな症状がみられても、尊敬と感謝の念を忘れることはなく、最善最良なケアに繋げることができるよう取り組んでまいりたいと思います。

ニッケあすも加古川弐番館  坂井

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