今回の介護村の勉強会は排泄介助の実践でした。
移乗、移動、入浴、着脱、食事ときて排泄となります。この一年の勉強会は実戦形式の
ものを多く行ってきました。すべて介護の実務には欠かせない技術です。
残念ながらどんな人間も介護の仕事に慣れてくると、「尊厳」、「自立」、「安全」の3大要素のどこかを省いた介護をするようになります。
先に挙げた介護技術は全て、この3大要素を欠いていると、どこか崩れたものになってしまいます。
そこを「見直す」というのがこの研修になります。
介護福祉士は実技試験を受けた時のこと、受けるために実技の練習をしたことを覚えているでしょうか?
今回の研修も、ロールプレイを職員同士で行い、この3大要素を満たした介助を行えているか?を確認しあいました。
全て基本なんです…。基本に忠実であれ。
まだ初任者研修の研修中であるという新入社員が、とてもいい接遇で、ややぎこちないものの、相手の尊厳を考えた、安全な介助を試みようという姿勢をみせてくれました。
この初心を大切に、経験を重ねていい介護職員になってもらいたい、心からそう思います。
介護事業本部 高橋