ニッケ・ケアサービス中部エリア 「中堅リーダー研修実践報告会」

午後からの実践報告会本番に備えて、午前中からはその準備、リハーサルを行いました。
自分たちが一年間取り組んできたことを改めて、中部エリアの施設管理者、この研修の二期生を招待し、その前で発表するわけですから緊張しないわけがありません。
タイムキーパーをおいて、時間をきっちりと区切ってのプレゼンテーションを行います。
こんな形での発表はおそらく人生はじめて、という職員もいるでしょう。緊迫したまま午後を迎えました。
実践報告会は、この一年間共通のテーマとして取り組んできた、「職場の雰囲気作り」について、それぞれの施設においてどのような取り組みを行い、どのような成果を挙げてきたのか?その後の課題は?についての説明です。
まぎれもない、自分たちがどれだけ一生懸命行ってきたかの発表ですので、時折出てくる答えにくい質問にも実に堂々と答えていました。
通年で彼らの動きをみていますと、正直なところ研修の意味をわかっておらず、やや出遅れたものもいたり、自分一人でこの取り組みを行おうとしていて壁にぶつかったり…。
生まれてはじめて人を頼りにして、誰かに助けてもらうことの有り難さ、人に協力を求めることではじめてことを成し遂げることがわかったという声もありました。
この研修に参加するまでは、一人の外野に過ぎなかった参加者も、一年経ってみると自分の施設のことをしっかりと自分のことのように考えられる人間に育っていました…。
もちろん、既にリーダー格として頑張っている参加者は安定したたたずまいで実力を見せていました。彼らは間違いなくこのニッケ・ケアサービスの中核として、現場を支えていることは間違いありません。
ニッケ・ケアサービスの中部エリア、中堅~リーダー研修第一期生は本日9/24の実践報告会をもって最終回となります。
しかし、これは「ニッケ・ケアサービスの後ろ盾があっての大きな取り組み」に過ぎません。
これからは自分の意志で、自分たちの施設を良くしていくための取り組みをしていかなければならない。
「職場の雰囲気を良くする」は、これからも続いていくもの。そのまま二期生にバトンタッチされるものでもないです。
かといって、彼らだけがずっと背負っていくものでもない。皆のテーマなのです。
皆のテーマであるということを皆にわかってもらう、それが彼らの今後のテーマなのかもしれません。
彼らの取り組みは始まったばかりです。
二期生もその先のこの研修OBも、研修が終わっても自分を軸とした発信していく取り組みは続いていきます。
そんな脈々と引き継がれる思いがこの会社を、現場を動かしていく力の源となるでしょう。
私はそう願ってやみません。

一期生の皆さん、一年間お疲れ様でした。

介護事業本部  高橋

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