ニッケあすも加古川 「8月15日」

8月15日、今年で戦後75年目を迎えました。
平和への誓いを新たにするこの日、入居者様から声が上がり、正午には皆様で黙祷を捧げました。

我々スタッフは調べたり聞いたりすることでしか感じることのできないあの時代に関して、ご入居者様より、戦争の実相を次世代に継承し、そしてその記憶を後世に残していくことがこれからますます重要になってくるとのお話があり、ぜひ皆さんの前でお伝えさせていただきたいとのお申し出がありました。


そしておやつ後に、希望されたご入居者様とスタッフの前で語ってくださり、それはそれは貴重な経験談をお聞きすることができました。
「大変な時代やったけど、あの体験があったからこそ今があるのよね」
「あの経験は一生忘れることができへんなあ…」

お話を聞いて、皆様それぞれに思いを口にされ、時間は経ったものの決して忘れることのできないあの頃に思いを馳せていました。
令和に代わり、昭和がさらに一つ前の時代になったことで、 先の大戦は本当に歴史の一つになりつつあると感じます。でも、だからこそ戦争というものの雰囲気や影響を語れる方が、形にして残しておく。その意味は途方もなく大きい。 改めてそう感じました。

ニッケあすも加古川  宇井

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