ニッケあすも加古川弐番館 「トライやるウィーク」

6月6日、加古川中学校6名の生徒さんが、あすも加古川弐番館へ来てくださいました。

入居者様が朝食後にくつろいでおられるところで、
「ちょっとお話してきてください」
と声を掛けただけで、それぞれがためらいなく入居者様のもとへ行き、目線を合わせて楽しそうにお話を始めておられました。大人の介護職員でも初めての方へ話しかけることはためらいがあることが多いのに、驚きと共に感動を覚えました。
見学に来られた先生も、生徒さん方の学校では見られない表情にとても喜ばれていました。

この日は理学療法士による電動ベッド体験、他の施設でも体験されたシーツ体験、車いす体験、レクリエーション体験をしていただきました。

〈電動ベッド体験〉

実際にベッドへ寝転んでもらい、体の仕組みについて簡単に説明を受けながらリモコン操作をして寝ておられる方の気持ちになっていただきました。
また、エアマットを使用し普通のマットレスとの寝心地の違いに
「ふわふわする」
「気持ちいい」
と楽しんでおられました。

〈車いす体験〉

「乗ったことない」
「パラリンピックの車いすはここがこうなっていた」
など生徒さん同士が話しながら車いすを乗りこなしていました。手でタイヤを回すのが上手な生徒さんは足で漕ぐのが苦手な様子で、手で回すのが苦手そうな生徒さんは足で漕ぐと上手に乗りこなせていて、一人ひとりの個性も見受けられました。

〈シーツ体験〉

介護助手にシーツ張りのコツを教わりながら上手にシーツを敷かれていました。

 

 

〈レクリエーション〉

レクリエーションが得意な介護職員と共に、ボール投げ大会のペアを作るくじ引きを作成してもらい、レクリエーションに参加していただきました。

ペアの息がぴったり合うと高得点が出せる競技で、生徒さんと入居者様、生徒さん同士でペアになり点数を競いました。

 

若い生徒さんが優勝かと思いきや、100歳の女性と90歳を超えた男性ペアが最高得点で皆さん驚かれていました。

あっという間の一日でしたが、入居者様の笑顔をいっぱい引き出してくださいました。素直で、優しさに溢れた6名の生徒さんに感謝し、たくさんの可能性を秘めた生徒さんたちが眩しくうらやましくもあり、自分自身にもエネルギーをいただけた一日でした。

ニッケあすも加古川弐番館  吉崎

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