特別対談 三浦 研 京都大学大学院教授

「あすも市川」の次なる課題
三浦 今CCRC(Continuing Care Retirement Community)と呼ばれている考え方があって、リタイヤメントコミュニティーを作って生涯活躍できる日本社会をデザインしていくという事で、一地方でも都会でも色々試行錯誤が始まっています。
まさに「あすも市川」は都心のモデルとしては素晴らしいと思いますね。面積も広いですし、立地がいいですよね。それが出来るような可能性があると思います。
地域の窓口として期待される「地域交流カフェ」、現在様々な催しを企画中。

 地域の窓口として期待される「地域交流カフェ」
 現在様々な催しを企画中。

コミュニティーができたりとか、コルトンプラザと良い関係が作れるとか、あとは地域に開けるように仕掛けるという事でいろんな方のプラットホームに「あすも市川」がなれると嬉しいですね。いわゆる施設というものは、特定の人を集める、その事によって関係性が非常に疎遠に見られる、垂直な関係に硬直してしてしまうとか、そこに収斂してしまう事になるんですけど、いろんな方が入ってくださる事で、そこに子供とお年寄りであるとか、お母さんとお年寄り、お母さんと子供、多様な関係ができるので、縦糸だけではなく横糸もあるんだよという。そこからここが街になっていくと。
山﨑 まさしく織物ですね。縦糸、横糸
三浦 だから、あえて一等地をこのコルトンプラザ側に開けるってしていますのでね、ここが地域の窓口としていくと、嬉しいですよね。
山﨑 そうですよね。先生にはまだお伝えしていなかったんですけれども、コルトンプラザに、ニッケ鎮守の杜ってありましたよね。そのお祭りがあるんですよ。
全国から陶芸とか織物とか、金工芸とかの作家さんが50名くらいですかね。2000くらい申込がが来るんですけれど。だいたい50名くらいの作家さんに場所を提供して、作品を売る事ができる。そういう機会があって、「工房からの風」という活動名なんですね。
それがですね、メセナ大賞をもらったんです。

※日本毛織株式会社のメセナ活動
三浦 すごい。
山﨑 なので、そういうことも我々入れながら、是非そういうところも、また味わって頂きたいなと。物作りも出来ますよという。ちょっと可愛いらしい木造の建物、あそこで色々やっているんです活動を。
三浦 ここにお住まいの方もあそこまで足を運んでお買い求めいただいたりするんですか。
山﨑 あと作ったりもしていただけると思いますので、ぜひともやっていただけたらいいなと思って。
勿論スポーツも出来ますけれど、そういう意味では、動きをつくっていく仕組みを考えたいですね。
三浦 そうですね。出先がこれだけあって、出てお金を使って自分で社会と関わって楽しむことが出来る、選択できるという事が・・
山﨑 ステイタスですね。
三浦 だと思います4階(住宅型有料老人ホーム)の方なら可能ですし、あと1、2、3階なんかもね、そのあたりが、上手い形で、生活の中に入ってこれるかなと、素晴らしいですね。
山﨑 良いロケーションに作らせて頂いたなと思っています。使わない手はないですよね。
三浦 いいアピールポイントというか、魅力になりますよね。
本当は高齢者住宅は利便性の高いところで造らないといけないんですよね。だけれども、日本の高齢者住宅で言うと分譲マンションに適さない所でしかあまり造られて来なかったんです。
だから、あんまり積極的にロケーションする場としては、認識しにくかったところがあるんですけれどね。むしろここは、そうじゃないんですね。
分譲マンションとしても、良いんじゃないのという場所ですから。
山﨑 お客様の方からのお声も結構かかっているようなので、ホームページでも資料をくださいとかいうお問い合わせであるとか、あとコルトンプラザのカウンターにもよく問い合わせがあると聞いています。
三浦 ニッケさんがやっていらっしゃるというのは、わかるんですか?
山﨑 看板がありますから。その辺からも注目度が高いです。
あとやっぱり先生が仰っているような事を我々がしっかりと文字にして、それで創造性を醸し出すようにきちっとお話してプレゼンする事が絶対に不可欠だというふうに思っています。
先ほどおっしゃったこの三つのポイントは、必ずお伝えが出来るようにしなければと思いますね。
あとはもう中に一歩入れば納得していただけるとは思うので、それぞれの部屋が違うという事もありますから、特に4階ですね。しっかりご覧頂くということかな。
三浦 どこの部屋が人気なのか楽しみですね。
山﨑 多分、皆個性が違うので・・
三浦 私だったらというのもあるんですけどね。先ほど話したみたいに北側を狙いますね。
山﨑 じゃあ出来たら先生と一緒に見に行ってもらって、私はここって
三浦 フタをあけて、よーいドンでどこかに、いけれるかって。
これからの介護施設や高齢住宅は選ばれないと30年続かないと思います。
圧倒的な量の不足で動いてきたんですけど、これからは福祉色が強すぎなくて住まいとしても魅力があるような施設や住宅が望まれると思います。
福祉色を前面に出していない空間、それから立地ですよね。道路を渡れば自分も社会と繋がれる。そこが上手く介護の状況に応じながらもきちんとプログラムとして入っていれば、これだけ魅力のある場所はない。ご本人にとってもそうですし、ご家族さんにとっても、自分の家族がここに住むんだったら安心だね。納得できるね。とそういうものになってもらえると思います。

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