特別対談 三浦 研 京都大学大学院教授

ニッケ・ケアサービスに期待すること
山﨑 ニッケケアサービスに期待する事ってありますか?
三浦 これまでの、先人が築いてこられた歴史とか、地域に対する信頼感とかですね。
次のステップに繋げていく。そこは今まで意識してやってこられたものなんでしょうけど、介護という新しいフィールドの中でそこに「やはりさすがニッケさんですね」と言われるように、しっかりとした理念を持って発展していって欲しいなと思います。
特にこれは100年間の成果を今引き継いでいる状況で加古川にしても一宮にしても市川にしても、後発の企業さんでは得がたい素地をお持ちじゃないですか。
やはり今までの中に培ってこられた部分ですよね。
それから加古川の社宅なんかを見せて頂いても当時の設計理念としていかに働く側の事であるとか、社会としてどうあるべきかとか、将来としてどうあるべきかとかを踏まえたプランニングされているのがひしひしと感じます。それが今に繋がっていると思うんですね。
今、高齢者住宅の業界は玉石混交と言われていて、短期的なお金の回収という視点で動かれてしまってる場合があります。
そうじゃなくて、そこはやはりしっかりと理念に基づいて運営して頂きたい。
その中でこれからの課題としては、24時間地域を看るという話だったと思うんですけど地域と上手く関係性を持つ、そのための拠点にもなって頂きたい。
これが社会的な方向性だと思います。居宅介護支援がこれから展開していって、上手く地域を看るという事と拠点を持つという相乗効果が生まれてくると思います。地域を看て下さいと言われても負担が重いし、施設だけで看ますと言ってもこれは地域にとってみたら連続性が無くなってしまう。
介護施設というのは均質な人を集めて、均質な空間をつくって、そこを、福祉とか医療のベースで固めてしまうと、関係性がものすごく貧しくなってしまいます。
だけどニッケさんの場合はコルトンプラザなどの周りの地域に出る足掛かりを持ってらっしゃるのでそこを上手く結び付けてきて、その地域との関連を上手く取り入れて、いろんなお店の方が例えば、配達に来てくださる時も実はそれは見守りであったり安否確認であったり。コンテンツとしてみたらものすごく楽しい。
山﨑 すごい楽しいコンテンツですね。
三浦 環境の要素をどう入れていくのか、どう出て行くのか、結びつけていくのか、というところはニッケさんなら出来ると思うんです。
山﨑 そうですか。「さすがニッケさん」「ありがたいニッケさん」と呼ばれるように頑張ってやっていきたいと思います。
三浦 市川に関していうと、お買い物ができることをね、少し工夫して頂く。
お店側もお客さん来てくださるということで、目を向けてくださって、そこの関係性に結び付けられれば良いですよね。
こんな事ができる、いろんな選択肢の中からチョイスできるという所は他にまずありませんから。
山﨑 そうなんですね。有難うございます。
三浦 多少設計上の心配はしているんですけど、最終的なトータルの満足感として見れば上手く出来た。そこが介護施設って中々出来なかったと思うんですよね。
社会と切り離されて結局、お金をお持ちでも消費者じゃなくなってしまった。自己決定出来ない住居になってしまったのがこれまでのいわゆる「施設」だと思うんです。
「住まい」を目指していく中では当然生活支援のサービスを受けられる訳なんですけど、そうではなくその能力に応じてこの近い距離だからもう1回自分が決定して、選ぶ、社会と繋がるっていうのが出来るようになれば、まったく今までになかった次元での喜びを提供できることになります。
色んな理由でご自宅では生活が難しくなってここに各自引っ越されてきたとしても、ここだったら自分でもう一回頑張れるぞと、閉じ込められた場じゃないんだ、出て行けるよ、選べるよ、また気分的にもちょっとした違いで気持ちが外へ向く、そういう風な場になります。
山﨑 一つ聞いていいですか?先生は年齢高くなられてこれから先どんな風に年をとっていきたいんでしょうか?
三浦 自分の・・・自分のとなると結構切実で、難しいですよね。僕も考えますね、どうしようかってね。
山﨑 まだ先があるので判らないですよね。
三浦 きちんと運動しなきゃだめだなあとか。
山﨑 お子さんに見てもらいたいと思いますか?
三浦 いや、それはきっと、皆さんときっと同じでね、今の団塊の世代の方と一緒でなるべく子供には迷惑掛けたくないなって思いますし。
山﨑 やっぱりそうですよね。
三浦

 対談風景

心配も掛けたくないと思いますから、やっぱり最期まで前向きに、「生きてる」不自由になりたくないんですけど、多少不自由になったとしても前向きに生きる場とか環境とか仕組みを選んでいきたいと思うんですね。
山﨑 先生がグループホーム入るなら、私も入りたいです。隣人になりたいです。ずっと喋っていたいです(笑)。
三浦 隣人と励ましあいながらね、暮らしていけるような仕組みが、あるといいですよね。
そのときにこれだけの環境があって、さらに1キロ弱歩けたら図書館もある。いいですよね。手作り市もある。またそのときには時代も変わるでしょうけど。
山﨑 そうです、ニッケグループの経営の根幹のところで一番大事にしている事があって、それはVOC活動(お客様の声:ヴォイスオブカスタマー)なんです。
当たり前のことなんですけど、困りごとは何なんだろう、ニーズは深堀りしてどうなんだろう?というのを常に突き詰めていくことによって、サービスのブラッシュアップを行っていく。
本当に先生の仰るようなことに行きつくのですけれども、それは人それぞれ違う、時代も違う、時代によって変わっていくものなので当然中身をやりかえる、フィット感を出していくという事が必要だと思っています。
それが出来る会社でもあると思っていて、未来永劫このままだよという事ではなく、時代を経てまた新たなものになっていくというのもありかなと思っています。
そう意味で、まずはこういう風にしっかり提案して、変えていくことが可能なのであればやっていきたいなと思っています。
だからまた違うニーズが当然出てくると思うんですね。これからも力を貸して頂きたいと思っております。よろしくお願いします。
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