特別対談 三浦 研 京都大学大学院教授

「ユーザー視点に立った三浦研先生の
 医療・介護系施設への情熱を是非皆さんに知って頂きたい」

  • 株式会社ニッケ・ケアサービスの新規事業所建築監修をはじめ多大なるご協力を頂いている京都大学大学院教授、三浦研先生との待望の対談企画です。
    聞き手は当社社長の山﨑佳代。
    「ユーザー視点に立った三浦研先生の医療・介護系施設への情熱を是非皆さんに知って頂きたい」
    そんな思いからこの企画が成立しました。
    今回、新規に開設することになった「あすも市川」も三浦研先生に監修して頂いています。
    建築にあたってそのコンセプト~「あすも市川」へのおもい~を中心に地域ケアや現在の課題についてお伺いしました。
  • 三浦 研(ミウラ ケン)

    京都大学大学院教授

    2013年大阪市立大学大学院教授。
    2016年京都大学大学院教授。
    建築や地域のあり方に「効率性・機能性」とともに「ユーザーの生活の質」を 向上させるデザインや計画を導入し、積極的に医療・介護系施設開発や地域開発に参画。 人間環境系の視点に基づく建築、地域の構築を目指す。 ニッケ・ケアサービスにおいては、「あすも市川」ほか新規開設事業所の監修を手掛ける。

  • 山﨑 佳代(ヤマザキ カヨ)

    株式会社ニッケ・ケアサービス代表取締役

    006年ニッケ入社。スポーツ事業グループ(後にコミュニティサービス事業部)テニス開発担当後、人とみらい開発事業本部に異動。
    2009年よりケアサービス取締役就任。地域包括ケアシステムを実現する介護サービスのあり方として、複合施設「ニッケ介護村」の開発責任者となる。
    2015年より同社代表取締役社長に就任。 現在は日本パムコの取締役社長も兼務する。

大学と企業
山﨑 いつも色々と毎回お世話になっています。
先生に色々とお助け頂いているので、もっともっと露出して、先生の考え方や活躍ぶりというのを外に知らしめたいなと。
三浦 こちらこそお世話になっています。
やはり研究というのは、社会に良い影響を及ぼしてこその学問というのがありますね。
大学に閉じこもって素晴らしいものが描けたとしても、それが誰の目にも触れないとか、その効果が反映されないという事は、研究として果たして本当にそれは生きているのかと。
そういう意味ではニッケ・ケアサービスさんと色々うまくコミュニケーションさせていただいていますので、もうこちらにとっても研究のやりがいになっているんですよ。
山﨑 先生への会社としてのアプローチの仕方というのが、もうひとつエッジがきいていないのではと・・
もっと、先生を巻き込んで、我々が助かるのではなく先生にも良い思いをしてもらいたいんです。
三浦
加古川介護村に隣接するニッケの社宅群

 加古川介護村に隣接するニッケの社宅群。
 終戦ドラマのロケによく使用される。

ありがとうございます。
私たちの方でも例えばこういう研究をしようと思っているんだけど、ニッケさんと一緒に取り組めるところがあるかなとか、後は研究が少しできたタイミングでお話を聞いて頂いたりですとか、そういう事があってもいいかもしれないですね。
山﨑 是非、私だけではなくこの後に続く者もお付き合いをさせて頂いて、建築だけにとどまらずに色んなジャンルで街づくりをアプローチされている先生に、どんどん教えて頂けるといいなという風に思っています。本当に感謝しています。有難うございます。
三浦 こちらこそ。ニッケさんは加古川の社宅(昭和初期の建築物)など凄いものを持っていらっしゃる。
近現代って評価が固まらずどうしても残しにくいんですよね。
今が踏ん張りどころで、もう少し時間がたつと、びっくりするくらいきちんとした評価が定まって、こんな建物をちゃんと持っているんだというふうに社会がちゃんと理解してくれるんですけど。
山﨑 維持が難しいんですよね。
三浦 古いものを形成して残していくというのは、すごく難しいんですよね。
でも社会としては新築一辺倒じゃなく、古いものをちゃんと活かしていこうと、リイノベーションの動きが社会的にも高まっていますし、国の方もそちら側に舵をきりつつありますからね。
山﨑 120年130年目指して生き抜こうとしている中で、優先順位が色々ありますが、ここだけは手を入れて守るとか検証できるような文化みたいなもの、技術だけではなく観たもの・在るものを残すということも当然だと思います。
三浦 次は200年か(笑)150年とか・・だいたい京大が1894年くらいじゃ・・
山﨑 それもすごいですね。相当古いですね。
先生はここ(京都大学)を離れてまた戻ってこられた。その間15年くらいですか?
三浦 (大阪市立大学に)11年間通ってました。その間キャンパスが移転でこちらに来ていました。
山﨑 そうなんですか。11年間武者修行されて帰って来られて、これからの目標というのはどの様にお考えでいらっしゃるのでしょう。
三浦 一つはやっぱり、京都大学の建築として何を残すかっていうのを周りに問われます。
1人の研究者として実績を挙げるっていう位置付けだけじゃなく、ここにいてちゃんと伝統を汚さないでこの時期にちゃんと良い流れを作ったかっていうのを問われるので。
それは1人ではできませんから、なるべく若い人にチャンスを与えて育てる様な立場になって、僕のためにお金使うのではなくて、むしろ若い人にお金と時間を使ってあげたいなと。
特に初年度だからそう思ってる所は強いのかもしれないですけど、すごく優秀な学生いますので、適材適所というのもありますし。
やっぱり東京に比べて京都っていうのはビジネスチャンスみたいなものとはちょっと距離感があって、逆にその距離感がノーベル賞には良いみたいな、研究に没頭出来る良さもあります。
反面、建築の場合は社会・環境とか都市との結び付きがありますので、京都っていう歴史の中で制約を受けてしまう側面もむしろあって学生が自由に色んな方と結びついて羽ばたくっていうのはやっぱり東京に比べると若干弱いところがあるんじゃないかと思っています。
だけれども顔が見える都市スケールのなかで深いコネクションも作れると思いますから、いい形でニッケさんなどに研究や色々な形で関わって頂ければ、それが彼らの次のステップに繋がって行くと思いますね。
山﨑 そうですね。先生は以前、会社とお付き合いする事が割と問われていると、興味の中の一つであると仰っていたかなと覚えがあります。
何か先生の方でこういう会社様とコラボレーションしてみたいよってありますか?
どんなジャンルとかってありますか?
三浦 一つは、やっぱり人と人との関係性だと思いますので、そこはもう今まで通りケアサービスさんみたいにコミュニケーションが良い形で取れる会社というのがありますよね。
後もう一つは、従来高齢者の居住分野だとソフトといえば所謂「ケア」が凄く大きかったと思いますが、これからは情報技術なんかも上手く活用して行かないといけないと思うんです。
そういう意味では情報産業とかですね、機器メーカーとも連携出来ればなと思ってますね。
そうした技術を上手く使って見守りや、お見舞いの時に受付で何も書かなくても自動的に記録出来るっていう風に出来ないかなって相談してるところなんですね。

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