ニッケあすも加古川 「園芸クラブ発足!」

かねてより、ご入居様から「外に出て植物に触れ合う機会が欲しい」という声があり、機能訓練の一環で屋外歩行に出かけた際も、「この花は○○という花でね~」、「○月には綺麗に花が咲くのよ~」などといつも教えてくださいます。
皆様、花に関して本当にお詳しく道端やお寺などで花を見ると顔をほころばせて非常に喜ばれるご様子にいつもこちらが癒される思いでした。
ですので、こうした機会をより多く持てればということでこの度あすも加古川でも「園芸クラブ」が発足しました!
お話をお伺いしていると、ご入居者様の多くはこれまでの人生の中で草、花、土など自然に触れ合って生活されていた方も多く、ご入居された後も継続して園芸を続けたい、健康のためにも継続したいと希望される方も多々おられました。
実際に1990年代初め頃より、園芸活動は「園芸療法」としてセラピーの手段としても一般的に認知されるようになってきました。
こうした園芸活動には五感を使うことにより精神や脳を刺激する要素が含まれ、こうした活動によって認知症やうつ症状が緩和したという報告も多数上がっています。
また、先述のように以前に家庭菜園やガーデニングをしていたという方が非常に多い年代であるため、その懐かしさも脳に良い刺激を与えるようです。
事前準備は職員で行い、用意ができたところで玄関前にご入居者様をお呼びし、早速苗を植えてもらいます。
皆様、なんと手際の良いこと!あっという間に終わってしまいました。
「もう植える花ないの?」と、まだまだ物足りない様子。。もう少し準備しておけば良かったですね。
でも、直接花に触れている時間は本当に楽しそうで、いつもとはまた違った表情をみることができました。
苗植えだけでなく、水のやり方やそのタイミングなどについて逆に入居者様から教えていただき、第1回目は終了となりました。
今後はご入居者様と一緒に水やりをしながら、花の成長を皆様とともに見守っていきたいと思います。

ニッケあすも加古川  宇井

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