ニッケ一宮介護村 「認知症研修」

ニッケ・ケアサービス全社員対象として行っている研修プログラムの中の一つとして、認知症ケアの研修があります。
当社には、認知症ケアの専門職として県から認められた認知症指導者が2名在籍しています。
講師は、認知症対応型デイサービス ニッケれんげの家・今伊勢の施設長の砂山が務めます。
顔なじみの認知症指導者による、目の前にある現場に沿った内容を含んだ研修ですので、実際に介護の現場に携わっている職員にとっても、「うんうん」とうなずけるものだったのではないでしょうか。

「認知症」というキーワード、定義、種類を説明する座学の時間、そして、「ひもときシート」(特定の認知症の方の行動事例を挙げ、様々な角度から分析、行動や症状からみて、よりよいケアの方向性を導き出していくシート)を用いたグループワークを行いました。
日常の業務だけに追われていると、こういった角度や考え方で、目の前にいる認知症の方について、考えることが新鮮だったり、こういったことについて、他の職員と意見を交わしたりすることがあまりないと思います。
研修を受けて、すぐにその研修の効果が出てくるなんてあり得ません。研修はその人一人一人が成長するきっかけ作りなのです。
知識を深めることや、これまで考えもしなかったこと、気が付かなかったことに目を向けてみることが今日の約30名の参加者はできたのではないかな?と思います。
一宮介護村では、この日から3日間、ほぼ全員参加の研修として今日の内容の研修を行います。
正職員だったり、パートだったり、職種が違ったり、所属している施設が違ったりしますが、認知症ケアという名のもとに、少しでも自己研鑽をするという意識が生まれることを期待します。

介護事業本部  髙橋

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